2018年07月17日

御岳ヶ原の家/岩手の木、盛岡の木

梅雨が明けそうで明けない盛岡、
全国的には猛暑のところが多いのですが、
今日の盛岡は涼しいくらいでした。

さて、御岳ヶ原の家では岩手県産の木材をふんだんに使っています。
地元盛岡市の木は特に多く使っています。
柱や梁といった構造材のほとんどは盛岡市のスギ、カラマツです。
外壁のスギ板も盛岡市のスギです。
他にもいろいろな地場の木を使っているので、
その一部をご紹介します。

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アカマツの梁です
ダイニング部分の空間を領域づけるために、意識的に配置します

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2階の天井部分は構造材をそのまま見せます
断熱材を乗せる小屋裏床の合板もそのまま見せます
この合板は岩手県産のアカマツを使用した、特別な合板です
キレイ!

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クリの木を4本、柱として使います
そのクリの柱の角を手斧を使って、なぐっているところです
角がついていると硬すぎる感じがしたので、
少し緩くしてみました
クリの木は縄文時代から建築材として使われていた木です

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外壁のスギの板です
木材保護材を塗布して変色してきているところです
着色ではなく、変色させているので、より自然な感じに仕上がるはず!


この他にも、岩手の木を使っていますので、
また紹介します。

posted by はた at 19:08| Comment(0) | 観岳ヶ原の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

観岳ヶ原の家・進捗報告

今日はひどく蒸し暑いですね・・・
外に出るとまとわりつくような、ねっとり暑い空気・・・
かなりの不快指数です。

さて、昨年末に基礎工事を着工しました御岳ヶ原の家ですが、
雪が解けた春より工事を再開して、ここまで順調に作業が進みました。
フェイスブックページには進捗をアップしていましたが、
ブログでは紹介できていなかったので、
これから少しずつこれまでの色々を紹介できればと思います。

ちなみに、今の状況はこんな感じです。

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外は外壁の杉板張りがほぼほぼ完了したところで、
中は断熱材の充填が終わり、壁の下地胴縁を打ちつけているところです。


この御岳ヶ原の家を計画するにあたり、
木材については、できるだけ盛岡市産材を利用しようということと、
使う木材の製材作業を見に行こうということを決めていました。
そこで、岩手県森林組合連合会さんに協力をお願いしたところ、
快く承諾していただき、ここまで色々とお手伝いいただいています。

当初、使用する木材を製材するところが見れたら感動するだろうな〜と思っていたら、
それなら、丸太のところから見ませんかとの提案を受け、
化粧梁に使うアカマツの丸太を見に行きました。
また、岩手県は広葉樹の産地なのですが、
広葉樹を構造材として使うことはあまりないので、
今回はあえてそこにチャレンジすることにし、
その使用する広葉樹の丸太もあわせて選ばせてもらいました。
写真の通り冬のことで、2月上旬のことでした。

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市場で選んだ丸太たちは、その後製材所に運ばれ乾燥、製材されました。
その作業も見学させてもらいました。

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大きな丸太を大きなノコで挽いていく作業は迫力ある光景でしたが、
どこを挽いたらきれいかと予測しながらですので、
繊細さも必要な作業です。

これらの木が家の構造としてどのように使われているかは、
またの機会にアップします。

岩手県は豊富な森林資源があり、
その木の丸太市場もあります。
もちろん、製材所もあります。
じっくりと家づくりを楽しみたい方は、
自分の家で使われる木を丸太を選ぶところから立ち会ってみたらいかがでしょうか?
感動しますよ。


posted by はた at 17:09| Comment(0) | 観岳ヶ原の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

いわて!わんこ広報室 まだ見られまーす!

先週は先日お知らせした「いわて!わんこ広報室」の放送がありました。

多くの方から
見たよ〜、と声をかけられたり、
いい仕事してるんだね〜、と言ってもらえたり、
いろいろ反響があり、嬉しい限りです。

いわて!わんこ広報室はこれまでの放送が見ることができます。
見逃した!という方は、ぜひご覧ください。

「いわて!わんこ広報室」放送バックナンバー
http://www.tvi.jp/wanko-koho/oa/

2018年5月21日放送
【第7回】いわて木の家ナビ 〜ふるさと岩手の木を使った家で暮らしませんか〜
posted by はた at 19:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

「いわて!わんこ広報室」放送のお知らせ

5月も中旬となり、山の木々も萌えてきていますね。
私はこの季節の山の色が大好きです。

なかなかこちらに現場の様子をアップできていませんが、
フェイスブックページには現場の写真などをあげていますので、
ぜひ、そちらをご覧ください。

さて、今日は岩手県の県政テレビ番組「いわて!わんこ広報室」のお知らせです。
この度、岩手県産材の需要拡大を目指した「いわて木の家ナビ」の取り組みが、
「いわて!わんこ広報室」にて紹介されることとなり、
テレビ放送されることとなりました。

普段より「いわて木の家ナビ」には現場見学会の案内などをアップさせていただいているところですが、
今回の放送にあたり、弊社で設計・施工しました盛岡市東安庭の家が取材されました。
お施主様にもご登場いただき、インタビューに答えていただきました。

短い放送時間の番組ですので、
ちらっとしか映らないかもしれませんが、
ぜひともご覧いただけたらと思います。


いわて!わんこ広報室 放送日程
・5月21日(月) 18:54〜19:00 テレビ岩手
・5月23日(水) 21:54〜22:00 岩手めんこいテレビ
          23:10〜23:15 岩手朝日テレビ
・5月24日(木) 18:55〜19:00 IBC岩手放送
・5月26日(土) 21:54〜22:00 テレビ岩手

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posted by はた at 17:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月03日

盛岡市青山の家/完成見学会

3月は嵐のスタートだった盛岡。
この土日は気温が上がるということで、
雪解けを喜びつつも、
屋根からの落雪やゆるくなった雪にタイヤをとられたりといった雪害に、
要注意!です。


さて、昨年8月末の地盤改良工事から作業を進めてきた盛岡市青山の家が間もなく完成します。
この度、建主様のご好意により完成見学会を開催することになりましたのでお知らせします。

盛岡市青山の家/完成見学会
日時:3月10、11日(土、日) 10時から16時
場所:盛岡市青山4丁目8地内 東京インテリアの裏側です
特に予約は必要ありません。
建主様からお借りしての見学会ですので、走り回ったり、荷物で傷をつけたりしないようご配慮お願いします。

盛岡市青山の家は、準防火地域に建つ喫茶店が併設された店舗併用住宅です。
目に見えるところに岩手県産の木材を使用しています。
外壁の杉板、内部の赤松の床板とナラの床板、枠材の杉板、そしてクリ材の玄関ドア。
作り付けの家具にも県産材を使っていますが、
店舗部分のカウンターやベンチのスギの厚板は見応えがあります。

吹抜けのあるLDK空間を中心として、つながりのある居住空間を実現していますので、
ぜひ体験しにいらしてください。
また、店舗部分もゆっくり寛ぎたくなる空間となっていますので、
こちらもお楽しみに。

それでは、3月10、11日、青山の家でお待ちしています!

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2018年02月01日

盛岡市青山の家/工事は終盤戦

前回、盛岡市青山の家についてアップしたときは、
基礎工事始まりましたの記事だったのですが・・・
すいません、アップを怠っておりました・・・
もう、工事は終盤戦です!

外回りは外構工事は残っていますが、
外観上はほぼ完成です。

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ランチや手作りスイーツを提供するお店が併設するのですが、
お店の玄関ドアは岩手県産のクリ材でつくりました!
岩手県産のスギの外壁にクリのドア、
優しい表情でもあり、重厚感もあり、いい感じで仕上がったと思います!

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ベンチ、カウンターや下駄箱など造りつけ家具も多く作りましたが、
その多くを集成材ではなく、無垢の木でつくりました。
現場で組む前に、作業場で板の選定、加工と手間はかかりますが、
いい雰囲気の空間ができあがります!

現在は左官屋さんの壁塗り作業など仕上げ工事が進行中です。

完成見学会も開催予定ですので、
開催の際にはみなさん是非いらしてください!

posted by はた at 19:24| Comment(0) | 盛岡市青山の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

観岳ヶ原の家/着工しました

早いもので年が明けて、もう1ヶ月が過ぎてしまいました。
この冬はとにかく寒い!
日中の最高気温もなかなかプラスの温度にならず・・・
水道を凍らせたという電話も例年より多いです。

さて、年があける前の12月から御岳ヶ原の家の工事が始まりました。
12月中は地盤改良工事と基礎工事を進め、
現在は構造材の墨付け、刻みの作業を進めています。

この家では、これまで手掛けた家の中で一番厚く断熱材を入れる予定です。
壁は全部で245ミリ、天井は400ミリの断熱となるので、
かなり高い断熱性能となります。
断熱、気密で基本性能を上げつつ、暖房、給湯の設備の省エネも狙っていきます。
暖房は基本的には薪ストーブで賄いますが、
太陽の熱でお湯をつくるシステムを導入し、
そのお湯を給湯だけではなく、補助暖房としも使えるように考えています。

最近は断熱、気密や省エネを高いレベルで取り組むことが当たり前になってきているので、
そちらに目が行きやすいのですが、
この家では構造や仕上げに使う木材も注目です。
岩手県産材の木を使うのはいつも通りですが、
アカマツ、カラマツ、スギといったいつも使う針葉樹だけではなく、
クリやセンなど広葉樹の木材も積極的に使っていこうと考えています。
どんな広葉樹が使えるのか?
岩手県森林組合連合会さんと打ち合わせを繰り返しているところなので、
お楽しみに!

また、使用する木材の加工される製材所やシステムキッチンの工場などを見学することもできそうなので、
それらの報告も楽しみにしていてください!

この家の名前を「観岳ヶ原の家」としました。
盛岡市みたけ地内に建つのでこうしたのですが、
「みたけ」は以前は「観武ヶ原」と呼ばれていたそうです。
でも、ここの土地に立つと綺麗に岩手山が見えるので、あえて「観岳ヶ原」としました。


年明けまえの作業の写真を紹介します。

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いつも設計前に太陽の通り道を確認しています。
携帯アプリで確認できる便利な時代です。

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地盤改良工事の様子。柱状改良ですが結構深くまで入っています。
この辺り、昔は湿地もあったところですので、しっかりやっておかないといけません。
奥に綺麗に岩手山が見えています。

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毎度おなじみの断熱基礎型枠での基礎工事。
施工は基礎屋さんではなく、弊社の大工さんです。

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断熱基礎型枠を使用すると、コンクリートの打設を2回に分けることなく、
1回で終えることができます。


それではまた!
posted by はた at 19:11| Comment(0) | 観岳ヶ原の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月29日

木質化視察・戸越銀座駅

すっかり寒くなり、
晩秋というよりは初冬ですね・・・
この時期は何かと焦ってきます(苦笑)

さて、先日、と言っても2週間以上前のことになってしまいますが、
東京は東急池上線の戸越銀座駅を視察に行ってきました。
昨年より務めています岩手県の「パブリックスペース等木質化推進委員会」の委員として、
先行事例の視察での訪問でした。

戸越銀座駅は木造の駅舎として、これまでも90年の歴史があったのですが、
今回リニューアルするにあたっても木造にこだわって計画されました。
見にいっての感想は、木の量がすごい!ってことでした。
構造は木だけど、仕上げで木は隠れますってはよく見るところですが、
こちらの駅は、構造も木ですが、仕上げも木。
と言うよりも、どこまでが構造でどこからが仕上げなのかわからない。
木の固まりのようにも見える。

実際には、板状の集成材が互いに嵌合して、折り紙のような構造体を構成しています。
言葉では表現が難しい・・・、いずれ、かっこいい。

駅のデザインも素敵なのですが、
今回のリニューアルでは地元商店街の皆さんとのコラボも多かったとのことで、
地元の人たちにとっては自慢の我が駅になったのではないでしょうか。

戸越銀座駅のリニューアルの話しはこちらの記事がわかりやすいので、ぜひご覧ください。
http://toyokeizai.net/articles/-/149706

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駅舎の正面 駅舎部分は既存の建物を活かしてのリニューアル
ロゴ、のれんなどデザインがいい!

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ホーム上部の上家は建て替え。目に入る木の量がすごい!

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脇の線路から見る 電車の車内から見てもこの駅の存在感はすごかった!

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駅舎の改札付近 既存を活かしてのリニューアル部分 素敵です!

東京でもこれだけのことがやればできるんだから、
岩手でできない理由はないです!
やってないだけ!
ぜひとも岩手の公共施設に関わる設計者、施工者のみなさんにも
かっこよく木を使って欲しい!

我々、住宅づくりの工務店はいつも木を使っているので、
使い慣れている側として、微力ながら力になれるようにがんばります!
posted by はた at 13:34| Comment(0) | 景観・まちづくり・etc | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月07日

盛岡市青山の家・基礎工事始まりました

盛岡市青山の家の基礎工事が始まりました。

基礎はいつもの断熱型枠J-リミテッドでつくります。
型枠がそのまま断熱材になるという優れものです。

施工は基礎屋さんではなく、自分たち大工で行います。
断熱型枠は工場でプレカットされているので、
間違いなく組み上げていけば、きちんと寸法通り、家の形に組みあがります。

この断熱型枠を使い始めて5年ほどになりますが、
少しずつ進化しています。
一番変わったのはガイドパネルです。
基礎下に敷く断熱材(スカート断熱)なのですが、
溝が掘ってあり、断熱型枠をそこに差し込み並べていけるようになっています。
これによって以前よりも真っ直ぐ通りよく並べやすくなりましたし、
寸法の間違いが起こる可能性が低くなっています。

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家の外周部、基礎の立ち上がるところにガイドレールを敷いています

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ガイドレールには溝が掘ってあり、そこに断熱型枠を差し込んで組み上げていきます

いつもよりも若干規模の大きい基礎ですが、断熱型枠の施工性の良さで、
素早く基礎工事が進むことを期待していますあ(笑)
posted by はた at 15:04| Comment(0) | 盛岡市青山の家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

ヘリテージマネージャー育成講習会

梅雨明けしてからが梅雨入りだったような岩手の夏。
夏がないまま秋になろうとしていますね。

さて、昨年、本年と岩手ではヘリテージマネージャー育成講習会が開催されています。
ヘリテージマネージャーとは歴史的建造物の保全活用に係る専門家のことで、
「地域に眠る歴史的文化遺産を発見し、保存し、活用してまちづくりに活かす能力を持った人材」と定義されています。

※ 詳しくは、ひょうごヘリテージ機構さんのホームページがわかりやすいのでそちらをご覧ください
  http://hyogoheritage.org

育成講習会は中身の質、量ともなかなかのもんでして、
6月に開講し12月まで月2回の受講と、自主演習や報告書の作成などとかなり重いものとなっています。

座学では登録文化財という新しい制度について学んだり、実際の調査や修復について学んだりと、
実務をしているものにとって興味深い内容も多く、ワクワクしながら受講しています。

ただ、演習課題はかなりハードです。
実際に自分たちで地域に眠る歴史的文化遺産なりうる建築物を発見し、調査し、その価値をまとめるという建築史研究室で論文でも書くのか?というようなかなりの作業量の課題となっています。

私は近所の某農業研究施設内にある覆馬場(現 農機具庫)を調査することにしました。
先日は実際に中に入らせてもらい、実測調査・写真撮影をしてきました。
おそらく近所に住んでいる人たちでもこの建築物の存在を知らない人は多いのではないでしょうか?
大きい建築物なので、実際にはかるのも大変でした(汗)
また、この場所、この建築物の歴史や背景も調べなければいけないので、
こちらの研究施設の図書館にもお邪魔して、参考文献になりそうなものを探したりもしています。

この歴史、背景を探る作業もなかなか大変で、
なにせ明治期に建てられたものですので、資料がないうえに、
作られた当時と現在までで、こちらの組織が変わっていっているので、
連続した資料がなかなかないのです・・・

それでも徐々にではありますが、ここの歴史が分かりつつあり、
自分が暮らしているこの地域が以前はどんな風景だったのか、
想像できるようになってきて、楽しくなってきています。
どんなだったの?というのはきちんと調査が終わってから、
書きたいと思います。

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posted by はた at 08:59| Comment(0) | 景観・まちづくり・etc | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする