晩秋というよりは初冬ですね・・・
この時期は何かと焦ってきます(苦笑)
さて、先日、と言っても2週間以上前のことになってしまいますが、
東京は東急池上線の戸越銀座駅を視察に行ってきました。
昨年より務めています岩手県の「パブリックスペース等木質化推進委員会」の委員として、
先行事例の視察での訪問でした。
戸越銀座駅は木造の駅舎として、これまでも90年の歴史があったのですが、
今回リニューアルするにあたっても木造にこだわって計画されました。
見にいっての感想は、木の量がすごい!ってことでした。
構造は木だけど、仕上げで木は隠れますってはよく見るところですが、
こちらの駅は、構造も木ですが、仕上げも木。
と言うよりも、どこまでが構造でどこからが仕上げなのかわからない。
木の固まりのようにも見える。
実際には、板状の集成材が互いに嵌合して、折り紙のような構造体を構成しています。
言葉では表現が難しい・・・、いずれ、かっこいい。
駅のデザインも素敵なのですが、
今回のリニューアルでは地元商店街の皆さんとのコラボも多かったとのことで、
地元の人たちにとっては自慢の我が駅になったのではないでしょうか。
戸越銀座駅のリニューアルの話しはこちらの記事がわかりやすいので、ぜひご覧ください。
http://toyokeizai.net/articles/-/149706
駅舎の正面 駅舎部分は既存の建物を活かしてのリニューアル
ロゴ、のれんなどデザインがいい!
ホーム上部の上家は建て替え。目に入る木の量がすごい!
脇の線路から見る 電車の車内から見てもこの駅の存在感はすごかった!
駅舎の改札付近 既存を活かしてのリニューアル部分 素敵です!
東京でもこれだけのことがやればできるんだから、
岩手でできない理由はないです!
やってないだけ!
ぜひとも岩手の公共施設に関わる設計者、施工者のみなさんにも
かっこよく木を使って欲しい!
我々、住宅づくりの工務店はいつも木を使っているので、
使い慣れている側として、微力ながら力になれるようにがんばります!